本日は、「願望達成の根拠が欲しい」と願われている方と、般若心経の本当の世界を旅を楽しませていただければと考えております。
意味は知らなくても、そういった経典があると身近に感じられる方も多いかと拝察いたしますので、少しでもお役に立てましたら幸いです。(・∀・)
「仏教の知恵で、恋愛、復縁、結婚だって叶うんだ!」という切っ掛けを掴んでいただけましたら幸いです。本日も何卒よろしくお願いいたします!
鳩摩羅什(くまらじゅう)「どうもクマさんと呼んでください。本日は般若心経と、潜在意識、阿頼耶識の共通点をお伝えしマッスル。玄奘(げんじょう)の現状維持な世界とは違います。」
みなさん、「般若心経」と耳にされるとどのような印象をお持ちでしょうか?
恐らく「天竺から玄奘三蔵法師が持ち帰った経典」で、自分らしさを追求する知恵の結晶というイメージをお持ちの方が多いのではないでしょうか?
実はそうではないんですよね。
般若心経の和訳をご覧になられた方ですと、同じような認識をお持ちではないかなと拝察しております。
経典の最後に、このような一節が書かれているんですよね。
「この呪文を唱えれば、全てが上手く行く(叶えられる)」
阿頼耶識(潜在意識、阿頼耶識)の化身である、阿弥陀如来様も、「私の名前を10回でも唱えれ、必ず全てが満たされた浄土に連れていきます」と、皆さんと約束されているのですが、般若心経も観音菩薩が立てられた、そのような誓いでまとめられているんですよね。
般若心経と言いますと、その一文字一文字に絶対的な知恵が詰まっているとされているのですが、最近の学説では、その全ての知恵が、最後の「この呪文を唱えれば上手く行く」の前口上(おまけ)でしかないという説が有力視されているんです。
中国の唐(618年 – 907年)に、玄奘が天竺から般若心経を持ち帰る時代から遥かに時をさかのぼって、五胡十六国時代(三国志の後の時代です)の後秦(384年 – 417年)という国に、鳩摩羅什(くまらじゅう)という僧侶がいました。
実は三蔵法師は玄奘ただ一人だけではなく、サンスクリット語の経典を漢訳したお坊さん達を「三蔵法師」と呼んでいたんです。
なので、有名な玄奘さん以外にも沢山の三蔵法師がいたわけなんですね。(・∀・)
その三蔵法師として最初に活躍されたのが、後秦の「鳩摩羅什」さんなんです。
「くまらじゅう」という名前は覚えにくいので「クマさん」で覚えると、とても良い感じに親しみが湧きます。(・∀・)
玄奘→ゲンさん
鳩摩羅什→クマさん
どこか優しくて頼れるアニキ的な雰囲気がありますよね。(・∀・)
この玄奘さんと、鳩摩羅什さんがサンスクリット語から漢訳した仏教の経典を「二大訳聖」と言うのですが、その二人が役した般若心経には似て非なる世界観があります。
日本人に馴染み深い、玄奘の時代の般若心経は、「プラジュニャー・パーラミター・フリダヤ(完成された知恵の心臓)」と呼ばれていました。
一方、もっと古い鳩摩羅什が訳した般若心経は、「プラジュニャー・パーラミター・マハーヴィディヤー・マントラ(知恵が完成された大いなる呪文であるマントラ、般若波羅蜜大明呪経)」と呼ばれていたんです。
玄奘は、一般の人々に安心を届ける般若心経として訳し
鳩摩羅什は、マントラであり、般若波羅蜜大明呪経(呪という一文字に注目していただければ幸いです)。誰もが願いを叶えられる経典として、よりオリジナルに近い形で翻訳したと言われています。
この「マントラ」や「呪」の世界観が、後の密教の発展につながり、般若心経は平安時代の日本国内でも、「恋や願いを叶える方法」として、貴族の間で爆発的に広まることになります。
鳩摩羅什さんは、現世利益(願望達成)の世界観が強い、妙法蓮華経(法華経)を初めて漢訳した人でもあり、般若心経に宿る、潜在意識、阿頼耶識の力をご存知だったのかもしれませんね。
皆さんが、「恋愛、復縁、結婚の願いを叶えたい!」と活用される、潜在意識、阿頼耶識の法則や縁起は、源氏物語の時代に、当時の貴族の方々の願いを叶え続けてきた方法なんですね。(・∀・)
この方法は、藤原頼長が台記の中で加持祈祷を行って、BLな恋を成就したというエピソードを残していますので、ご興味が有る方は、そちらも書籍などでご覧いただけましたら幸いです。
こういう背景があり、般若心経の「色即是空」の世界観は、マントラや願いが叶う方法に安心感を得るための「オマケでしかない」という学説が有力視されつつあります。(・∀・;)
「色即是空」だけを般若心経の本質だとすることは、メインディッシュの前のオードブル(前菜)だけを、「ありがたい!ありがたい!」と何度もおかわりして、そのまま帰宅していたようなものなんですね。(・∀・;)
ここで一つの疑問が浮かびます。
お釈迦様は、呪文や願望達成された世界を話すことを固く禁じられていたんですよね。
では、般若心経の願望達成力についての知恵は嘘なのか?というと、そうではないんです。
またどうして、お釈迦様は呪文や願望達成の話をすることを、固く禁じられたのかと言いますと。
呪文や願望達成力(潜在意識、阿頼耶識)の力を伝えてしまえば、悪用する人が出てくるので、「注意しなさい」という言葉を残されただけなんですよね。(・∀・;)
なので、禁止することで、潜在意識、阿頼耶識の法則と縁起の力を認められていたことになるんです。
現代でも「無資格者が気軽に危険物を取り扱ってはいけませんよ」という法律があります。
それと同じことで、潜在意識、阿頼耶識の法則と縁起は、強制的に願いを叶えてしまう達成力が備わっていますので、(リンクです)とされたということなんです。
道元禅師も「邪な願いさえも叶えてしまう」と言葉を残されたのも、「邪な願望を叶えなさい」という意味ではなく、「邪な願望さえも強制的にかなえてしまうので、注意しなさいね」という意味なんです。(・∀・)
恋愛、復縁、結婚の願いとなると、どうしても恋のライバルや、この叶わない世界の中で思い通りにならない「大切な人」を見て、イライラすることもあれば、手詰まり感や、深すぎる愛情ゆえに、願望と関係する人に裏返しの憎しみや復讐心を持ってしまうこともあります。
そのイライラに心を奪われて、負の世界に指導を続けて達成し続ける(悪循環に陥る)のではなく、世界は無数にあり無数の選択肢があるから、空(くう)のように何でも、潜在意識、阿頼耶識に描けて、願望達成が出来ます。
なので、「今の叶わない世界に我執(悪い執着)せず、願いが叶えられた世界だけを、仏教の伝統的手法である瞑想などで、イメージしなさい。マントラ(アファメーション)で先取りしなさい」という知恵が、本来の般若心経が解く、この世界の仕組みなんですよね。
話は戻りまして、神仏ではない我々人間の価値観では、何が正しい願いなのか、何が邪な願いなのかの判断がつきません。(・∀・;)
特に、恋愛系の願いですと、恋のライバルがいるケースや、周囲から猛反対されるケースもあります。
皆さんとAさんが「叶えて良い」と思っても、BさんやCさんにとっては「それは邪じゃない?」と、なるケースが多いので、やはり遺恨を残さないためにも、「関係する人が最善に落ち着く結果」を先取りしていただけましたら幸いです。
親鸞上人「誰もが必ず救われる解毒剤(仏の救い)があるからと、率先して身体に悪い薬を飲んでは(悪事を働くことは)いけない」(本願ぼこり -歎異抄 13章-)
このように、潜在意識、阿頼耶識の強制的な達成力と、誰でも救われる救済力が誰にもあるゆえに、仏の善悪の基準は分かりませんが、自分でしっかり考えて「余計な遺恨と問題は作らない世界に」という最善の達成を強く勧められているんですよね。
恋愛、復縁、結婚などの願いを叶える場合ですと、やはり「後になって大切な人の元カレや元カノが、ちょっかいを出してきた」という世界の種を残さないためにも、彼ら彼女らの最善の着地点も、潜在意識、阿頼耶識に任せて委ねていただければと願う次第です。m(_ _)m
どうせ叶えるなら、後でグダグダがない方が良いし、ちょっかいを出されたら問題が解決するまで、イライラや不安ばかり募りますもんね。。(・∀・;)
「どうせ叶うから、解決されるのだから」と、後で余計な時間を取られるような世界を選択せずに、「どんな邪な願いもかなえられる、潜在意識、阿頼耶識の法則と縁起」で、最善に達成された世界を手にされてくださいね!(・∀・)
原典である鳩摩羅什が翻訳した「般若心経」で説かれる、「何でも叶えられてしまう世界観」はいかがでしたか?
中国人が今回のテーマでしたので、若干、読みにくい点もあるかなと自省しているのですが、般若心経は「諦めの知恵」ではなく、現実的に利益を得るための知恵の結晶だと、感じ取っていただけましたら、阿頼耶識縁起について書かせていただく立場の人間として、これ以上の喜びはありません。m(_ _)m
「何でも叶えられてしまう法則の力」を、全ての人がお持ちになられています。(・∀・)
恋愛、復縁、結婚、全ての願い、どのように叶えられた世界に移動するのか、思い出すのか(イメージするのか)を、決心して先取りしていきたいですよね!
全ての願いが叶えられてしまうので。(・∀・)
本日の、潜在意識、阿頼耶識についての「まとめ」です。
・般若心経と言いましても、玄奘三蔵が訳したものだけではなく、沢山の経典が存在します。
・般若心経の最後の一節には、「この経典のマントラを唱えれば、全てが上手く行くと断定する形で書かれています。
・鳩摩羅什が訳した中国版オリジナルの般若心経には、玄奘が訳したものとは違い、現世利益のエッセンスが詰め込まれています。
・恋愛、復縁、結婚などの願いも、それが邪な願いであっても「全てが上手く行く」という、潜在意識、阿頼耶識の知恵を説かれているのが、般若心経の世界です。
・お釈迦様は、呪文や願望達成を伝えることには消極的でした。それは強制的な願望達成力に戸惑いを感じられていたからです。
・日本国内でも平安時代に、般若心経から発展した密教の力で、恋愛、復縁などの願望を達成することが、貴族の間で大流行して、その強制的な願望達成力が台記などで伝えられています。
・よろしければ、以前に書かせていただいた、のエントリーも、鳩摩羅什が残したオリジナルの世界観と比べながら、お楽しみいただけましたら幸いです。m(_ _)m
というわけで、また近日中に!(・∀・)ノ
復縁、恋愛など全ての願いが叶う、潜在意識、阿頼耶識を活用する瞑想法を紹介しております。メディア掲載歴【週刊SPA!】様 アイコン画像、チェ・ゲバラは 奥原純一 先生のご作品です。