さて、本日は最近、注目を浴びている身体の粗食もですが、「心の粗食」をテーマに
皆さんと一緒に「心の腹八分目」を体験できればと思っております。
願いも食事も腹八分目が、潜在意識、阿頼耶識を通して永遠を手にする鍵に?
水野南北という人物を皆さんご存知でしょうか?
江戸時代に活躍した、日本一の観相家(顔を見て相手の運気を占う人)なのですが、この人、若い頃に人相見に「死相が出ている」と言われ、「これは大変だ!」ということで、瑞龍寺(大阪市)に出家しようと訪ねます。
そこで「半年間、麦と大豆だけで生活が出来れば、受け入れる」と言われ、半年間頑張って麦と大豆だけの生活を送ります。
するとどうでしょう?
南北の顔からは死相が消え、運気も上がって行きました。
こういう経緯から、南北は観相学に深い関心を持つようになり、色んな場所で修行を積むことになります。
そして、暴飲暴食、大食は、「どんなに金持ちであっても運気を落とし財を失う」という結論に至り
「節食開運説」を世に発表します。
「粗食で運を上げよう」という方法ですね。(・∀・)
この、「満腹=完璧な状態を求めない」という考えは、実は私達の身近な住宅建築の考えにも見ることができます。
鎌倉時代の徒然草には、「完全なものは良くありません、なので内裏(天皇のお住まい)も、1つだけ造り残しをする」とあるのですが
どうして「完全、完璧、満たされている状態が良くないのか?」という疑問が湧いてきますよね。
これは「何でも完成されると同時に崩壊が始まる」という伝承に基づいている考えなんです。(・∀・)
なので、わざと造り残しをすることで「いつまでも永久に……」という、願いがかけられているんですね。(・∀・)
有名な建築物であれば、日光東照宮の逆柱でしょうか?
柱の一本を意図的に逆さにすることで、建物を守る縁起物として、今も日光東照宮を支え続けています。
庶民の家を建てるときも「瓦三枚」という言葉があり、わざと瓦三枚残すことで、その家の繁栄と建物の倒壊を防ぐ願いをかけたと言われます。
恐らく地方によっては、今も「瓦三枚残す」地域があるかもしれませんね。(・∀・)
我々の体に関係したところでは、「体に少しくらい悪い箇所があったほうが長生きできる」という似たような話をよく耳にします。
この話は、「健康!健康!」と病院で検診も受けずに、素人判断で自分の健康状態を見るより、少し体に悪い箇所があって
定期的にお医者様の診断を受けている方が、健康でいられるという話なのですが、「腹八分目」や、「造り残し」の考えに通じる所がありますよね。
どんな分野でもそうなのですが、全て満たされている状態でいるより、少し満たされない部分を残して
満たされない部分を、「どうやって補おう」という状態のほうが、結果的に良い作用と結果を受け取ることが出来るんですよね。(・∀・)
さてさて、ここで私たちは願望が叶った世界に対して、どのようなスタンスで接しているのか考えてみましょう。
「全てが完璧で、欠けている部分がなく、満たされている」という、叶った世界を心の中で作り上げようと必死になってしまうんですよね。(・∀・;;)
いつもと同じように、復縁や恋愛の願いに照らし合わせて考えてみると
「完全完璧なラブラブ関係」なんて考えちゃいませんか?
そうではなく、少しくらい「後で解決する」くらいの何を残すイメージをした方が、ずっと楽で、結果的に関係が長続きしますよ(・∀・)
顕在意識的な話になるのですが、パーフェクトな結果に拘ってしまうと、白黒思考や、自分の考えが正しいという思考状態に陥ることも多くなってしまい
好きな人や周囲の人達の考えの間に隙間ができてしまい、人間関係がギクシャクしてしまうことになってしまうんです。
こうなると社会的な信用まで失って行くので、なんか色々と勿体無いですよね。(・∀・;;)
さて、話は戻り、復縁や恋愛、収入の願いに関してもですが、完成されたない状態を作ってみると、肩の力がスーッと抜けるんですよね。(・∀・)
例えば、復縁後は毎日会いたいけど、週に2~3日だけ会えるとか。
デートで素敵なスポットに行きたいけど、無理のない場所にするとか。
こんな感じでいかがでしょうか?
復縁後のもう少し先、結婚生活については
家は新築(瓦ではなく見えない部分のパネルを一つだけ抜く)、車も高級車(新車は譲れない!)……でも最高のフラッグシップモデルではなく、ワンランクだけ下のモデルを選ぶなどなど。
こんな感じで、本当に大切なところは譲らず、何か譲れる部分でちょっと譲ってみると、結果的に最善の幸せが訪れますよ(・∀・)
というわけで、本日の第二部、もよろしくお願いします!
復縁、恋愛など全ての願いが叶う、潜在意識、阿頼耶識を活用する瞑想法を紹介しております。メディア掲載歴【週刊SPA!】様 アイコン画像、チェ・ゲバラは 奥原純一 先生のご作品です。