いつも、潜在意識、阿頼耶識の基本的な考え「ポジティブだから叶う」という話をしているのですが
本日は、「ネガティブだから叶う」という(斬新な?)考えについて書かせて頂ければと思っております。
「ポジティブじゃないといけないの?」と疑問を持たれている方や
「ポジティブにはなれないよ、無理だよ」と、潜在意識、阿頼耶識の法則にも「限界」を感じていられる方の参考になれば幸いです。(・∀・)
いつものように、大乗仏教の考えに基づいて、潜在意識、阿頼耶識の考えを織り交ぜて、ネガティブと願望達成についての、密接な考えを書かせていただきますね。
まず、最近、仏教路線でブログを書いているのですが、なぜに仏教なのかと言うと。
日本に仏教が伝来したことから書かせていただきますね。(・∀・)
西暦500年代の半ば(諸説あり)に、気性異常が起き、我が国で飢饉が起きてしまったんですが
当時の我が国では「神様に現世利益をお願いするのは恐れ多い」という考えがスタンダードだったんですね。
なので、当時の統治者は「現世利益」を与えてくれる、新しい信仰を求めたんですね。
そこで、「そうだ!現世利益を与えてくれる仏教を、我が国に輸入しよう!」という事になったんです。(・∀・)
そして、日本に仏教が伝来したのですが、日本は元々八百万の神々の国
「八百万」という表現でも分かるように、沢山の神様がいらっしゃる多神教の国なんですね。
なので、一神教の神様と違い、我が国の神様方が他の神様も受け入れる、「おおらか」な国だったんですね。
歴史の教科書にも載っている通り、古来の信仰だけを守る考えの物部氏と、新しく仏教を布教する蘇我氏の間で争いは有りましたが
多神教国家ならではの、信仰に対する大らかな国民性もあってか、時間の流れと共に仏教が広まっていったんですね。(・∀・)
なので仏教は、お葬式とご先祖の供養の時にだけ世話になる信仰ではなく、「現世利益」と強く結びついている信仰なんです。(・∀・)
読者の方で、商いをなされている方だと、もしかしたら日蓮宗のお寺の檀家さんの方がいらっしゃるかもです。
「日蓮宗」は仏教の宗派の中でも、現世利益の色合いが濃いので、商家に広く信仰されているんですよね。(・∀・)
そんな視点で、仏教を見つめ直してみると、潜在意識、阿頼耶識、特に「阿頼耶識」について、面白い気づきや発見があるかもしれません。(・∀・)
さて、この仏教という信仰。
「奇跡」という概念を認めないんですよね。
全ての事象には、「原因があって結果がある」という考えなんです。
潜在意識、阿頼耶識の視点の話でも、どんなに奇跡に見えるような達成談であっても、必ず原因があるから「当然そうなる」という考えが徹底されているんです。(・∀・)
仏教の教えは「法則の教え」なんですね。(・∀・)
因縁生起(Wikipediaより)
上の画像は、仏教の因縁生起を説明したものですが
「因(主原因)」は、潜在意識、阿頼耶識に刻印するイメージ、「縁(補助原因)」を見えない部分や水面下での、潜在意識、阿頼耶識の働きと考えてみると、分かり易いかもです。(・∀・)
そして、「果(芽が出る)」が、現実世界に出現する達成された結果ですね。
このように、潜在意識、阿頼耶識の「主原因」と、見えない部分での水面下での、願いの関係する世界の動き「縁(補助原因)」が重なりあって、一見、奇跡に見えても「なるべくしてなる」の結果というのが、潜在意識、阿頼耶識の「法則」なんですよね。
難しい問題や願いが叶うと「奇跡」に見えてしまうのですが、それは私達が奇跡と思い込んでいるだけで、本当は、困難な復縁であったり、片思いでったり、人間関係の願い、収入が増える等の全ての願いは、「なるべくしてなる」の結果に過ぎないんです。(・∀・)
なので、「私の復縁の願いは困難だな」と思ったり、「結婚するとか、恋人を作るなんて難しいよ」とか思ってしまっている願いも、「なるべくして」叶ってしまうんです!(・∀・)
「奇跡」という言葉の意味を考えると、難しい問題だと思うから「叶うことが奇跡」と思ってしまう側面があると思うんです。
でも、叶えることは難しくないから「奇跡」では無いんですよね。
なので、潜在意識、阿頼耶識の法則である「刻印されたものは強制的に実現される」であったり
道元の「寝ても覚めても想えば、邪な願いでも実現される」という、言葉になっているんです。(・∀・)
さて、「ネガティブだから叶う」という話についてですが
ここでお馴染みの、鎌倉仏教の天才思想家、親鸞上人の悪人正機説の話になります。(・∀・)
前置きとして、悟りを開いたり、スピリチュアルや引き寄せに詳しい、ポジティブな人を「善」
潜在意識、阿頼耶識の法則を知っていても、前向きになれないネガティブな人を「悪」という事で、下記の文を読んで頂ければ幸いです。
(道徳的な善悪論での「善」と「悪」では無いので、安心して読まれて下さいね)
天才思想家と言われる親鸞は、罪業意識の塊のような人物だったんです。
簡単に言うと、ネガティブの塊の様な人だったんですね。(・∀・;)
その親鸞、「人は、煩悩を断ち切ることは出来ない、だからネガティブになるのは宿命である、ネガティブな人(悪人)は自分の悪い部分を自覚している、だから慈愛により救済される」と説き
「自分は悟った、世の真理を知り、煩悩やネガティブ等の苦しみとは縁がないと思う人(善人)は、自分のネガティブな部分(悪人な部分)に気付け無いので、仏様の本願による救済の対象にはならない」と続けて断言しているんです。(・∀・;)
ネガティブだから、慈愛と本願によって、救済される
上記の仏教の教えのまま、ネガティブに気付けるから「現世利益(願望達成)」を得られると説いたんです。
親鸞上人、凄いです。(・∀・)
潜在意識、阿頼耶識、引き寄せの「法則」にたどり着く方は、やっぱり何かしらの「悪性(悩み、不安、願望)」を持つに至ったので、潜在意識、阿頼耶識で「願いを叶えよう」という世界の門を叩かれたと思うんです。
どんなに(仏教的な意味での)善人に見えても、自分のネガティブだったり、不足の部分、つまり「悪性」に気付いているからこそ、願望達成を迎えられているんです。
これは、キリスト教の原罪の思想も同じですよね。(・∀・)
阿弥陀如来は、「泳げる人(仏教的な意味での善人)より、溺れて苦しむ(仏教的な悪人)人を真っ先に救うと、本願を立てられた」という教えのままに、「ネガティブだからこそ、そのまま救われる」
つまり願望達成(現世利益)を得られるとされているんです。
「自分の人生は色々と不足している」
「ネガティブだから、潜在意識、阿頼耶識を活用できないし、願いなんて叶うわけがない」
ついつい、こんな思っちゃうじゃないですか?
「結婚したいほどに愛している大好きな彼(彼女)の態度が素っ気ない」
「職場で自分は役に立ってない、成果も出せない」
「私はネガティブだから、何をやってもダメ」
「もう何年も、潜在意識、阿頼耶識を活用しよとしているけど、無力で無駄だった」
「幸せの生活を送るには、今の環境が悪すぎる」
願いや幸せと向きあおうとしても、不安材料が山ほど湧いてきますよね。
特に復縁系や片思い等の、恋愛関係の願いの方は、相手を愛しているからこそ、その一挙一動に一喜一憂してしまうじゃないですか?(・∀・)
でも、ネガティブだからこそ、潜在意識、阿頼耶識に頼ろうと思うんだし、そのネガを自覚するからこそ、「法則」によって、願望達成が出来るんですよね。(・∀・)
なので、ネガティブなままで大丈夫です。
まずは、潜在意識、阿頼耶識、仏様や神様が「ネガティブな自分を救うぞ!と願われている」という事を意識しつつ
瞑想などで「委ねる」を楽しんでみましょう。(・∀・)
そして、潜在意識、阿頼耶識、神仏が「うんうん」と全てを受け止めてくれて、「私が解決しよう」と約束をされているのを、全身で感じてくださいね。(・∀・)
復縁、片思い、金銭的なこと、健康のこと、人間関係のこと、願いの数だけネガティブがあると思うんです。
大丈夫ですよ!ネガティブだからこそ、叶えられるんです。(・∀・)
最近は「委ねる」ことで「安心感」を得ることが大切だと思っているのですが
ネガティブだからこそ、委ねる事で得られる「安心感」も大きいのかもしれません。
悟りやポジティブでなければという強迫観念から離れて、あるがままの自分を委ねて叶えましょう!
叶えてくれる、大きくて温かい存在も、あるがままの皆さんの願いを叶えたいと願っていますよ。(・∀・)
無理して、「私は悟った」とか「ポジティブだから大丈夫!」とカッコつけたり強がるより
ネガティブを認めるからこそ、物事を素直に受け入れられるのかもしれませんね。(・∀・)
お医者さんだって、患者さんが「調子が悪い」と病院に来院してくれないと、治せませんもんね。
潜在意識、阿頼耶識の法則も、そういう面があるのかもしません。(・∀・)
というわけで、今日は「ネガティブ」に焦点を当ててのエントリーでした。
ポジティブな人には、ポジティブな達成法があって
ネガティブな人には、また違った達成する為の考えが準備されているんですよね。
瞑想などで、全てを「委ね」て、安心感を得て、先取り観測と感謝。
こんな感じで、願いを叶えて行って頂ければと幸いです。(・∀・)
追伸
復縁系や片思いの願いを持たれている方の願いが叶ったら、神仏は笑顔で喜んでくれると思うんです。
我が子が、特に失恋などで好きな人を失って泣いている姿を、親心を通して見たら、何とかしてあげたいと思うんです。
就活を失敗して、絶望する我が子や、病気や人間関係、金銭的な事で苦しむ我が子を見ても、やっぱり何とかしてあげたいと思うんです。
なので「何とかしてあげたい」と思う、潜在意識、阿頼耶識、神仏の「慈愛に満ちた親心」に甘えられて頂ければなと。
なんというか、神仏って基本的に甘々で親バカなんだと思う、今日このごろでした。
その親心に気付ければ、こんな心強いことは無いですよね。(・∀・)
(リンク)は別エントリーとなっております。
こちらも併せてよろしくお願い致します!(・∀・)
復縁、恋愛など全ての願いが叶う、潜在意識、阿頼耶識を活用する瞑想法を紹介しております。メディア掲載歴【週刊SPA!】様 アイコン画像、チェ・ゲバラは 奥原純一 先生のご作品です。